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マインドフルインタビュー:高校生の心を開く対話の時間

先日、高校2年生のSEELの時間に「マインドフルインタビュー」というアクティビティを実施しました。この体験から得られた気づきと学びを皆さんと共有したいと思います。

心を開いて、耳を傾ける

生徒たちはペアになり、別々の教室に移動して静かな環境で対話を行いました。この工夫により、より深い集中と親密な対話が可能になりました。用意された質問を通じてお互いのことを知っていく時間を過ごしました。質問は、好きな食べ物や幸せを感じる瞬間、小中学生時代の思い出など、普段なかなか話す機会のない内容でした。

驚きと発見の連続

実際にやってみると、予想以上の効果がありました。普段の教室とは異なる環境で、相手の話に真剣に耳を傾けることで、共感できる部分や、自分にはない経験など、新しい発見の連続でした。「え、そうだったの?」「私も同じ!」という声が静かな教室に響きました。

自己理解と他者理解の深まり

このアクティビティを通じて、生徒たちは二つの重要なことを学びました。

  1. 自分のことを相手にしっかりと伝える大切さ

  2. 相手の話に真摯に耳を傾けることの価値

話す側も聞く側も、お互いに心を開いて対話することで、自己理解と他者理解が深まっていく様子が見られました。普段の教室では見られない、静かで集中した対話の時間が生まれました。

新たな絆が生まれる瞬間

別々の教室で行ったことで、生徒たちはより親密で率直な対話を楽しむことができました。普段あまり話さない生徒同士が、熱心に対話を交わす姿も印象的でした。この特別な環境が、新たな友情や相互理解を育む土壌となったようです。

気づきと感謝の時間

活動の最後に、全員が元の教室に戻り、お互いの印象や気づいたことを共有する時間を設けました。「相手のことをもっと知りたいと思った」「自分のことを話せて嬉しかった」「普段の教室では気づかなかった相手の一面を知れた」といった感想が多く聞かれ、新たな絆が生まれた瞬間を感じました。

これからに向けて

この「マインドフルインタビュー」の体験は、生徒たちにとって単なるコミュニケーション練習以上の意味があったように思います。相手の内面に興味を持ち、真摯に耳を傾ける姿勢は、これからの人間関係づくりに大きな影響を与えるでしょう。また、環境を変えることで生まれる新たな対話の可能性も感じられました。