見出し画像

通学路に隠れた宝物 - 何気ない日常をスケッチで再発見する

毎日何気なく通っている通学路。静岡大成高校1年生による「Feel度Walk」の取り組みは、見慣れた風景の中に隠れた新しい発見との出会いをもたらしました。

なんとなくセンサーが教えてくれたもの

News Picks Educationの『観方が変われば、世界は変わる』という授業で、私たちは「登下校や家の近くで、なんとなく気になったものを写真に撮る」という取り組みを行いました。

「なんとなくセンサーを働かせていろいろなことが見えてきてとても良い時間でした」という声が示すように、この「なんとなく」という緩やかな基準が、かえって自由な観察を可能にしました。

スケッチが深める観察

写真を撮ることから始まったこの活動は、スケッチによってさらに深い気づきをもたらしました。

「光が入っていたりしてたら、消しゴムで光を意識してやってみました。そしたら結構いい作品になりました」
「適当に写真を撮ったとしても、その一枚の写真を深く研究してそれをスケッチすることでそれ自体に意味があり、観察力も上がる」

一見単純な作業に見えるスケッチですが、それは私たちの観察をより丁寧なものへと導いてくれました。

共有から生まれる新しい視点

活動の中で特に印象的だったのは、お互いの作品を共有する時間です。

「出歩いて絵見せ合う時に他のクラスのお友達できて交友関係広がって嬉しかった」
「友達のは同じマンホールを書いている人がいて、それでも観察したものは全然違うな」
「上に注目して写真を撮る人もいるし、下に注目して写真を撮る人もいる。人それぞれ個性があるということがわかった」

一人ひとりの視点の違いを知ることで、さらに世界は広がっていきました。

日常が変わる瞬間

この活動を通じて、生徒たちの日常に確かな変化が生まれています。

「意識してみて普段の行き帰りの自転車の時間がとても楽しくなりました」
「ただ好奇心を持つことだと思うのですが、好奇心は大人になって歳をとっていくと忘れてしまうイメージなので成長しても小さな発見を、しょぼっと思わずに大切にしていきたい」

まとめ - 広がる世界との出会い

「Feel度Walkを通して自分が普段見てないところを見れた感じがして物事に対しての新しい見方ができた。そして絵を書く事でさらにそれを強めるんだな」という感想に表れているように、この活動は単なる観察にとどまらない、新しい世界との出会いをもたらしてくれました。