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高校生による未来創造 - Shizuoka Tankyu Collection 2025で見た希望の芽

2025年2月11日、静岡市のグランシップで開催された「Shizuoka Tankyu Collection」。この探究イベントで、静岡大成高等学校2年進学コースの生徒たちが印象的な発表を行いました。地域社会との深い関わりと、未来への真摯な思いが込められた3つのプロジェクトをご紹介します。

心と学びを育むオアシス空間の創造 - Smile Cafe

「学校オアシス計画」として、図書室にカフェと自習スペースの設置を提案したSmile Cafeチーム。地域のカフェ「GOOD TIMING TEA」様との協力のもと、単なる飲食スペースではなく、生徒と教師がストレスなく過ごせる癒しの場所づくりを目指しています。

構想から実践まで、一歩一歩着実に進めてきた彼らの歩みは、学校環境をより豊かにする可能性を示しています。

静岡の未来を描く - ポジティブエクスプレス

「静岡の未来をつくる!私たちにしかできないこと」をテーマに掲げたポジティブエクスプレスチーム。彼らの視野は、地域に住むすべての生き物の共生にまで及びます。

具体的な活動として

  • 外国人向け防災マップの作成

  • 学生向け学習スペースの確保

  • 市民の声を活かした政策提言

  • 地域サミットでの行政職員へのインタビュー

若者ならではの視点で、より良い街づくりに挑戦しています。

教育の新しい可能性を探る - 子供の笑顔守り隊

「新しい学校の形」を追求する子供の笑顔守り隊チーム。不登校児童への選択肢拡大を軸に、日本と海外の教育比較研究を実施。実際に学校現場を訪問し、教師と生徒の生の声を集めることで、より実践的な提案を目指しています。

成長の証

発表後、会場の参加者から寄せられた感想は、生徒たちの真摯な取り組みを証明するものでした。一般参加者からの質問に対する的確な受け答え、綿密な調査研究、現場での取材活動など、高校生とは思えない成熟度が評価されました。

教員からも「生徒たちの成長を見て思わず涙が込み上げてきた」という声が上がりました。失敗を恐れず、大人との対話に挑戦し、多くの支援者とのつながりを築いてきた彼女たちの姿勢は、まさに探究学習の理想形と言えるでしょう。

人と人とのつながりを大切にし、社会に笑顔をもたらすことを目指した彼女たちの挑戦は、確かな成果を残しました。これからの活動にも、大きな期待が寄せられています。