見出し画像

未来を切り拓く力を養う:本校OBによる金融教育講座

10月8日(月)、本校の政治経済の授業において、本校のOBによる高校3年生を対象とした金融教育の講座を開催しました。この記事では、その内容と意義について紹介します。

1. 講師の自己紹介:経験から生まれた使命

講師は、自身の「貧乏ストーリー」から話を始めました。JR東海という安定した職を辞してまで金融教育に携わるようになった理由を語り、その背景にある強い使命感が印象的でした。

2. 講義の目的:夢を実現する財務管理

講座の目的は、生徒たちの夢を聞き、それを実現するための具体的な資金管理方法を理解してもらうことでした。お金は夢を叶えるための重要なツールであり、適切な管理方法を学ぶことの重要性が強調されました。

3. 経済の基礎:インフレとデフレ

日本経済の現状理解のため、インフレとデフレについて解説がありました。生徒たちに日本がどちらの状態にあるかを考えさせる場面もあり、経済への関心を高める工夫が見られました。

4. 日本の家計資産の特徴

日本の家計の金融資産が増加していない理由について、データを基に説明がありました。アメリカやイギリスなど他国との比較も交えて解説され、国際的な視点から日本の状況を考える機会となりました。

5. 金融商品の基礎知識

預金、株式、債券それぞれの仕組みや特徴、そして複利の概念について詳しい説明がありました。基本的な金融リテラシーを身につける上で非常に有益な内容でした。

6. 資産形成の三原則

長期・積立・分散投資が資産形成において重要である理由が解説されました。これらの原則を守ることで、将来の経済的安定につながることが強調されました。

7. 感謝の心と将来への展望

最後に、大学進学までにかかる教育費(約2500万円から4000万円)の話題から、両親への感謝と親孝行の大切さが語られました。金融教育が単なるお金の話ではなく、人生設計や価値観にも関わる重要なテーマであることを印象付ける締めくくりでした。

まとめ

この講座は、金融知識の提供を超えて、生徒たちの人生観や将来設計にも深く関わる内容でした。金融教育は、これからの時代を生きる若者たちにとって不可欠なスキルです。このような機会を通じて、生徒たちが自らの未来を主体的に設計する力を養うことができたのは、非常に意義深いことだと感じます。今後も、このような実践的で価値ある教育が継続されることを期待しています。